【真鱈まるごと活用術】
真鱈(まだら)
真鱈はこの季節が旬。
(漢字も魚へんに雪ですものね)
まるまると太った真鱈は,切り身でなくて,丸ごといっぴき買ってきて,いろんなメニューに変身させます。
今回は,この時期産卵のため丸々と太ったメスの真鱈。
まずは,先日もご紹介しましたが,「真子の煮付け」
真鱈の卵を,このあたりでは『真子』(まこ)とよびます。
それを鰹節たっぷりのおしょうゆベースのおだしで煮付けたものがこちら
独特のプチプチ感がたまりません♪
そして,身のほうは,
ムニエルにも,からあげやフライにも使えますし,
もちろん!あらと一緒におなべというのもあり。
でも今回は,昆布じめに。
昆布じめ用の昆布を,お酢でしめらし,そこに,切り身にした真鱈の身と,しょうがの千切りをならべ,昆布ではさみます。
それが,こちら。
昆布の塩味で身がしまり,食感がよくなります。
さらに,昆布としょうがの香りや風味がよくなじんでとっても美味しくなりました。
日持ちするので,年末に父と母が仕込んだものを,年始にいただきました。
(父が昆布に酢を塗り,母が魚をならべる共同作業だったとか)
そしてそして,それに,先ほどの真子の煮つけをほぐしてまぶしたものが,こちら。
昆布じめの塩あじに,煮付けの甘味がバランスよく絡んで,これも本当に美味しい一品です。
こうして,余すことなく食べられてしまう真鱈ですが,
真鱈といえば,やっぱりオスの白子も食べたいところ。
という,わがままな私たちのために,母が白子だけを,お魚屋さんにお願いしてくれていました。
これを,お味噌汁にしていただきました。
実家では,ねぎとお豆腐がいつもお供です。今回は,ごぼうもはいっていましたが。
とろ~りとやわらかく,やさしい甘味のある白子。
個人的には,ふぐよりも真鱈の白子のほうが好き
主人は,結婚して初めて迎えた富山での冬にはじめて出会い,それ以来すっかりこの白子が好物に。
たまに,関東でも見かけ,買ってはみますが,やはり地の物には,かないませんね。
と,そんなこんなで,真鱈を味わいつくしたのでした